最適なマザーボードを選ぶために、規格やチップセットの互換性を間違わないポイント
はじめに、マザーボードの規格やCPUとの互換性ってCPUのメーカーによって違うから凄く分かりずらいですよね私も未だに規格や互換性は慎重に確認します。
これでわかる「マザーボードの規格や互換性」を分かりやすく解説
マザーボードの規格とは(フォームファクタ)
これらの規格は、マザーボードのサイズ、コネクタの位置、コネクタの種類、電源の位置などによって異なります。
ATXは、最も一般的なマザーボードの規格であり、大きめのサイズを持ち、多くの拡張スロットとコネクタを持っています。
Micro-ATXは、ATXよりも小さなサイズで、ATXと同様の機能を持ちますが、拡張スロットの数が少なくなります。
Mini-ITXは、最も小さいマザーボード規格であり、非常に小さいケースで使用されることが多く、一般的に1つのPCIeスロット(拡張スロット)しかありません。
マザーボードのCPUソケット対応規格とは
IntelとAMDは、それぞれ独自のCPUソケットを使用しています。IntelはLGA(Land Grid Array)ソケットを使用し、AMDのAM4,TR4などはPGA(Pin Grid Array)ソケットを使用しています。
またAMDは、AM5からはIntel同様にLGA(Land Grid Array)を使用しています。
以下の表で各メーカー別に、マザーボードのソケット名とCPUの互換性を表しています。
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マザーボードのチップセットとは
マザーボードのチップセットとはCPUの世代だけでなくグレードなどにも関連があり同世代のCPUと
マザーボードでも【ハイエンドCPU】と【ローエンドマザーボード】の組み合わせではCPUの性能を100パーセント引き出せない場合もあります。
また、CPUと世代の違う「古いマザーボード」を使用する際などはマザーボードの「BIOS]のファームウェアアップデートが必要になります。
以下の表ではマザーボードのチップセットとCPU別に互換性の対応を記載しています。
Intel版
AMD版
上記の表からもわかるように、CPUの世代やシリーズに応じて対応するチップセットや互換性が異なります。CPUを選ぶ際には、使用するマザーボードのチップセットがCPUに対応しているかを確認し、最適な組み合わせを選ぶことが重要です。
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マザーボードの「UEFI」・「BIOS」とは
UEFIとBIOSは、システムファームウェアとしてコンピュータの起動プロセスを制御するソフトウェアです。
UEFIは、Unified Extensible Firmware Interfaceの略で、BIOSの後継として設計されたシステムファームウェアです。UEFIは、コンピュータの起動プロセスを制御し、オペレーティングシステムのロードを可能にします。
以下がUEFI画面ですマザーボードメーカーによって異なります。
BIOSは、Basic Input/Output Systemの略で、コンピュータの起動プロセスを制御するソフトウェアです。BIOSは、コンピュータのハードウェア構成を検出し、オペレーティングシステムの起動を可能にします。
以下がBIOS画面になりこちらの設定画面はどのメーカーもほぼ同じになりますが、設定項目は、メーカーによってことなります。
UEFIとBIOSの最も大きな違いは、インタフェースの形式です。UEFIは、グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)を備えており、BIOSはテキストベースのインタフェースを備えています。
さらに大容量のストレージのサポート: UEFIは、BIOSよりも大容量のストレージデバイスをサポートすることができます。
【まとめ】
マザーボードの互換性には、cpuソケット・チップセット・ファームウェアこれら3つが非常に重要でチップセットとCPUは、マザーボード上で密接に接続されており、パフォーマンスや機能面で大きな影響を与えます。
チップセットとCPUの相性には注意が必要であり、また、最新のチップセットには、より高速なデータ転送や高速なメモリアクセス、より多様な入出力ポートのサポートなど、新しい機能が多数追加されています。
パソコンを組み立てる際には、自分が使用するパーツの性能や目的に合わせて、最新のチップセットとCPUの組み合わせを選ぶことがおすすめです。