最新エントリーモデルの実力は?Creality Ender-3 V3 SEレビュー【初心者向け】

3DプリンターCreality Ender-3 V3 SEレビュー

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初心者にも気軽に導入できるようになりました。

はじめに
近年、3Dプリンターはより手軽になり、多くの初心者が気軽に導入できるようになりました。その中でも、Crealityの「Ender-3 V3 SE」は、低価格ながら高性能なエントリーモデルとして注目を集めています。本記事では、初心者向け「実際に私が購入し使用した」視点でこのプリンターをレビューし、実際の使用感やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

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開封とセットアップ

梱包と付属品
Ender-3 V3 SEはコンパクトな箱で届き、しっかりとした梱包がされています。付属品として、以下のものが同梱されています。

• プリントベース(磁気PEIシート付き)
• フィラメントホルダー
• 各種ケーブル
• 必要な工具類
• テスト用フィラメント
• 組み立て説明書とマニュアル

 

組み立ての難易度

本機は「セミ組み立て式」で、主要なパーツはすでに組み立て済みです。初心者でも1時間以内に完成できるような設計になっています。基本的にはフレームを固定し、ケーブルを接続するだけで完了します。組み立てガイドが分かりやすく、付属の工具で簡単に作業できるため、DIYが苦手な方でも問題なくセットアップできるでしょう。

「ワンポイントアドバイス」
取扱説明書をよく見て、パーツどうしの接続部分が合っているか、またボルトの大きさや長さを確認しながら組み立てすると比較的に簡単に、組み立てできるでしょう。
「注意点」
一部のパーツで鋭利な部分があるので、ケガをしないように気をつける事と、フローリングの床や机で組み立てを行う場合には、床や机にキズ防止の対策 [マットなど] を使用した方が良いでしょう。

 

基本性能とスペック

造形サイズと精度
• 最大造形サイズ:220×220×250mm
• 精度:±0.1mm
• 対応フィラメント:PLA、PETG
• 最大印刷速度:250mm/s
このサイズなら、小型フィギュアやパーツの製作には十分なスペックです。高精度なプリントが可能なので、滑らかな仕上がりを期待できます。

主な機能
1. オートレベリング(CR Touch搭載)
◦ ベッドの水平出しが自動で行われるため、初心者でも簡単に調整できます。
2. ダイレクトドライブ方式
◦ フィラメントの押し出しがスムーズになり、造形の安定性が向上。
3. 静音駆動システム
◦ ステッピングモーターが静かに動作し、騒音を抑える設計。
4. ユーザーフレンドリーなUI
◦ 使いやすいタッチスクリーンで、直感的に操作が可能。

 

実際に使ってみた感想

プリント品質
試しに標準設定でベンチマークモデル[テストピース]をプリントしてみましたが、細かいディテールもしっかり再現されており、表面の仕上がりも滑らかでした。オートレベリング機能のおかげで、一発で成功したのは好印象です。

いくつかプリントした物の画像を以下に載せておきます、参考にしてください。

「テストピース」

 

「自作ピース」

 

「ワンポイントアドバイス」
正方形や長方形などの面の大きな物などは、反りが出るので、スライサーソフトでプリムなどを付けたり、プリントベースの温度を高めに設定したり 油分をしっかりと拭き取ってからプリントする事で、ある程度対策できます。

また、テストピース画像右のヘラは、実際にプリントベースからプリント物を剝がすのに便利です。

速度と静音性

標準設定でも十分な速度で動作し、騒音もそれほど気になりませんでした。特にダイレクトドライブ方式の採用により、フィラメントの詰まりが少なく、スムーズにプリントが進みました。

操作のしやすさ

タッチスクリーンのUIが直感的で、初心者でも迷わず操作できるのが良い点です。また、フィラメントの装填や交換も簡単で、ストレスなく扱えました。

 

メリットとデメリット

メリット

• 初心者でも簡単にセットアップ可能
• オートレベリングで調整が不要
• 静音性が高く、家庭でも使いやすい
• ダイレクトドライブ方式でフィラメントのトラブルが少ない

デメリット

• 対応フィラメントがPLAとPETGに限定される
• エンクロージャーがないため温度管理に注意が必要
• Wi-Fi非対応(SDカードまたはUSB経由でデータ転送)

 

まとめと総評

Ender-3 V3 SEはこんな人におすすめ!
✅ 3Dプリンターを初めて購入する人 ✅ 簡単なセットアップで始めたい人 ✅ 低価格で高品質なプリントを求める人 ✅ 静音性を重視する人
初心者向けのエントリーモデルとして、Ender-3 V3 SEは非常に優れた選択肢です。オートレベリングやダイレクトドライブ方式の採用により、初めての3Dプリントでも成功しやすい設計になっています。
一方で、高温対応のフィラメント(ABSやナイロン)を使いたい人や、Wi-Fi接続を重視する人には物足りない点もあります。しかし、基本的な3Dプリントの学習や趣味での活用には十分な性能を持っており、コストパフォーマンスも抜群です。
これから3Dプリンターを始める方には、ぜひおすすめしたい一台です!

 

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